ガラクトミセス、レチノール、ナイアシンアミド、ビタミンC…。
その時々で流行する美容成分は数あれど、これらの4成分は一過性のトレンドではなく、定番の人気成分となってきました。
「美白もしたいし、毛穴ケアもしたい。シミも気になるし、ハリツヤも欲しい」
欲張りになりがちなスキンケアには、1stepで完結するオールインマスクが最適!
この記事では、①ガラクトミセス、②レチノール、③ナイアシンアミド、そして④ビタミンCのすべてを含んだパック2種を徹底レビューしていきます!
ドラッグストアやバラエティショップで販売しているので、手に取りやすいです!
ガラクトミセスの効果
ガラクトミセスとは、「サッカロミセス科ガラクトミセス属」に属する酵母の一種。
化粧品成分としては、酵母そのものではなく、発酵の際に使われる液体(培養液)として使用します。この培養液には、NMF(天然保湿因子)やミネラル類、ビタミン類など、美容成分が多く含まれているため、肌の保湿、キメを整える、ハリツヤの維持など、うれしい効果がたくさんあるんです。
ちなみに、ガラクトミセスのパイオニアブランドとしてSK‐Ⅱを想像する方も多いと思いますが、SK‐のピテラ™は、特別に選定された株を独自プロセスで発酵させたガラクトミセス培養液を指すため、成分表示に”ガラクトミセス培養液”と記載されていたとしてもピテラ™と全く同一の成分ではないので注意が必要です。
レチノールの効果
肌の反応レチノールはビタミンAの一種です。
肌のターンオーバーを促すためシミ予防効果、皮脂の過剰分泌を抑えるため毛穴開きやニキビの予防、またコラーゲンの生成を助けるためしわ改善など、一人三役の頼もしい成分。
現在トレンドの美容成分といえますが、人によっては、かゆみ・赤み・皮剥けなどが発生する「A反応」が起きる可能性もありますので、パッチテストをしたり、インターバルをおくなどして慎重に使い始めましょう。
ナイアシンアミドの効果
ナイアシンアミドとは、実はビタミンB3のことで、別名「ニコチン酸アミド」とも呼ばれている成分。
コラーゲンの生成を助けるためシワ改善、メラニンの過剰生成を抑えるためシミ予防効果、皮脂の過剰分泌を抑えるため毛穴開きやニキビの予防など、多くの美容効果が期待できます。
ビタミンCの効果
ビタミンCを聞いたことがないという人はいないと思いますが、ビタミンCの美肌効果については詳しくない人も多いのではないでしょうか。
レチノールやナイアシンアミドと同様に、過剰な皮脂分泌を抑えるため、毛穴開きやニキビの予防に効果が期待できます。
シミに関しては、メラニン合成の阻害・ターンオーバーの促進・メラニン色素の淡色化の3つの切り口でアプローチしてくれるため、かなり力強い成分です。
ピュレアレチビタエッセンスマスク
ピュレアといえば水色パッケージのイメージですが、2023年3月に新たに登場したのがこちらの黄色パッケージ。
7枚入りで美容液は120mlも入っているのに、お値段なんと税込み660円でした。高コスパ過ぎる…!
水、BG、プロパンジオール、1,2-ヘキサンジオール、ナイアシンアミド、グリチルリチン酸2K、トレハロース、ベタイン、アラントイン、ビオチン、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、ガラクトミセス培養液、パンテノール、ツボクサエキス、オウゴン根エキス、ティーツリーエキス、グルコシルセラミド、α-グルカン、水溶性プロテオグリカン、ポリクオタニウム-51、加水分解エラスチン、乳酸桿菌発酵液、乳酸桿菌培養溶解質、ビフィズス菌培養エキス、ビフィズス菌培養液、乳酸球菌培養溶解質、バチルス発酵物、サッカロミセス培養液、サッカロミセス培養溶解質液、サッカロミセス培養物、コメ発酵液、トコフェリルリン酸Na、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、パルミチン酸レチノール、トコフェロール、オオベニミカンエキス、ハトムギ種子エキス、シラカバ樹液、カミツレ花エキス、ハマメリス葉エキス、トチャカエキス、レモン果皮油、ベルガモット果実油、ユーカリ葉油、セイヨウアカマツ葉油、ニオイテンジクアオイ花油、マンダリンオレンジ果皮油、イランイラン花油、キサンタンガム、アルギニン、カルボマー、エチルヘキシルグリセリン、ポリソルベート80、EDTA-2Na
ナイアシンアミドはそのままですが、その他の成分が分かりにくいので下線マーカーをしてみました。
赤下線マーカーがガラクトミセス関連成分、青下線マーカーがビタミンC関連成分、そして黄下線マーカーがレチノール関連成分です。
ちなみに、ビタミンCとレチノールはどちらもピュアビタミンではなく誘導体の形をとっています。
※誘導体の方がピュアビタミンより安定性が高いそう。
化粧品の成分表示は基本的には分量の多い順に書かれているため、成分表の後半に登場するビタミンCとレチノールに関しては少なめな配合なのかもしれませんね。
液量が120mlというだけあって、底に池ができているくらいひったひたです。
わずかにとろみのあるエッセンスで、ほんのり植物精油のような香りも心地いい!
一方でマスクはかなり薄めなので、せっかくの美容液をあまり抱え込めない厚さ。
(もったいないので余ったら全身に塗りましょう笑)
説明書きによると、洗顔後すぐ化粧水のように使用できるパックのようです。
推奨時間は10~15分。
使用後は少しペタペタする感じがありますが、プルンとした保湿感やハリツヤが感じられます!
クオリティーファーストダーママスクBVC
大人気のクオリティーファーストから、2023年10月4日に発売予定のザ・ダーマベストVC100+レチノール。
プラザなどの一部バラエティショップで先行発売とのことでしたので、プラザで購入してきました。
美容液量はパッケージに記載がなかったため不明ですが、お値段はピュレアと同じく税込み660円でした。
ただ、内容量としては5枚になるので、ピュレアの方がコスパは良いみたいですね。
水、DPG、グリセリン、ナイアシンアミド、ガラクトミセス培養液、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、リン酸アスコルビルMg、アスコルビン酸、3-O-エチルアスコルビン酸、アスコルビルグルコシド、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、グリチルリチン酸2K、アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、プロリン、トレオニン、イソロイシン、ヒスチジン、フェニルアラニン、パルミチン酸レチノール、ピーナッツ油、トコフェロール、バクチオール、PCA、PCA-Na、乳酸Na、ヒアルロン酸Na、水溶性プロテオグリカン、ベタイン、ツボクサエキス、オウゴン根エキス、イタドリ根エキス、カンゾウ根エキス、チャ葉エキス、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、カプロイルプロリンNa、ココイルアルギニンエチルPCA、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、グルコシルセラミド、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、α-グルカン、水添レシチン、フィトステロールズ、BG、トリプロピレングリコール、キサンタンガム、PEG-60水添ヒマシ油、エチルヘキシルグリセリン、1,2-ヘキサンジオール、クエン酸、クエン酸Na、水酸化K、ラベンダー油、レモン果皮油、ニオイテンジクアオイ油、ライム油、レモングラス油、エンピツビャクシン油、ローズマリー葉油、ニオイヒバ葉油
ナイアシンアミドは7%の配合濃度とパッケージに記載があり非常に分かりやすいですが、ガラクトミセスに関しては、水、DPG(基剤)、各種アミノ酸とあわせて独自原料「ガラクトアミノ」として50%配合との記載があります。
ガラクトミセス培養液が純粋に50%配合されているというわけではなさそうなので注意が必要です。
ビタミンCは配合濃度の記載がありませんが、ピュアビタミンCと5種のビタミンC誘導体を配合。
レチノール関連成分も配合濃度の記載はなしで、ピュレア同様誘導体のパルミチン酸レチノールとして配合されています。
ちなみに、バクチオールは構造こそ違うもののレチノールに似た作用があるため「次世代レチノール」と呼ばれている成分。最新のトレンドもしっかり押さえていますね。
断定はできませんが、訴求している成分が全て成分表の前半で登場しているので、ピュレアより配合量が多そうですね!
美容液の量は不明ですが、ピュレアに負けず劣らず池になるほどひったひたです。
わずかにとろみのあるテクスチャーもピュレアとほぼ同じ!
ただ、植物精油のような香りはこちらの方が強いですね。レモングラスの香りが強いように感じます。
シートの薄さもピュレア同様透けるくらい薄いので、液はぽたぽた垂れやすいです。
目の部分がくり抜きで折り返せるようになっているので、目の下だけ二重にはできます。
洗顔後と化粧水後どちらに使用するのかは特に明記されていないですが、私は化粧水代わりに洗顔後使用しました。
推奨時間がたったの3分なので、時短になるのがありがたいです。
使用後のぺたぺたした感じはピュレアよりさらに強く感じますが、保湿感やハリツヤに関しては満足です!
まとめ
◎ピュレアがおすすめな人
・まずは安く試したいという人
・グリセリンフリーのスキンケアを求める人
・ガラクトミセス以外の発酵成分も複合的に試したい人
◎ダーママスクがおすすめな人
・保湿力をより高く求める人
・成分の配合濃度が明確な商品を使用したい人
・スキンケアの香りを重視したい人
マルチビタミン×ガラクトミセスのオールインワンパック、今後流行っていく組み合わせかもしれません。
美肌になりたい方は、ぜひ両方とも試して自分のお気に入りを見つけてくださいね!
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